製作に携わった映画上映会に監督としてお話させていただきました。

写真家としての活動とはちょっぴり離れる話ですが…
「白い魔女と3兄弟」という映画。
僕は全編、編集、絵コンテ、背景を担当していました。

もともとは絵本であり、作者である新田一二三さんはその絵本完成前に亡くなってしまわれました。
日の目を見ることのなかった絵本の原稿だけがあり、題字を担当された方と一二三さんのお母様からの呼びかけで絵本製作チームが立ち上がり、2016年10月に完成しました。

新田一二三さんの夢の一つであった読み聞かせは全国で展開されますが、劇や映画をも想定されているのでは?と思わせる緻密な内容と、プロの読み聞かせの先生方でも、実際に大勢の子供たちに聞かせるのが困難であったため、映像化されました。

当初は絵本を紙芝居(スライドショー)のように表現する映像の予定でしたが、いつのまにか静止画アニメとなり、彼女の世界の発展に楽しみを感じていました。

製作に関して悩みや不安はあったのですが、スタッフみんなが感じていたと言うことを僕も感じながら作業していました。不思議なほど作業が捗る。これは天国の一二三さんが力を貸してくれているような気がする…と。
本当かどうかは確かめることができませんが、製作スタッフは同じことを感じながら作り上げていき、彼女が生前言っていたことが確かに叶い、この作品に思い入れをもって協力してくださる方々が現れる。作品には強い思いが宿っていくんだと感じました。

完成した映画を、子供たちは見入ってくれるし、映画の後半には、人が生かされている奇跡、どう生きるかを問うようなメッセージが入っています。親御さんたちは製作のバックグラウンドやメッセージに共感し、涙してくれる方も多いです。

そんな中で、これを知れてよかったとの言葉を聞いた時、僕も携わることができてよかったと思うのです。

※次回の上映会は2017年10月26日、浜松で行われます。
原作者:新田一二三さんのご両親のお話とワークショップが行われます。

 

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